「たいせつな人だからこその話題」
と言うタイトルで、私が先日書いた
「脳死と臓器移植」について
今朝のNHKの番組の中で
話題になっていましたので
興味深く見ておりました
ご覧になった方もいらっしゃるでしょう
考えることがたくさん出てきたのではないでしょうか
↓ 私の記事はこちら ↓
https://39.benesse.ne.jp/blog/3038/archive/62
今まででベスト3に入る「サンキュ!」をいただきました
読んで下さった方、ありがとうございました
たくさんのかたが関心をお持ちだったのですね

本文も丁寧に書きましたが
三田とりのさんからコメントをいただきまして
思わずお返事に力が入ってしまいました(笑)
本文以上に長々と・・・

とりのさん
その後旦那さんとお話しなさったかしら

「自分が提供するのはいいけど
『その時』に直面して
大切な人の臓器提供に承諾することが
果たしてできるか」
それまで考えたこともなかったら
これほど重くて深いことについて
限られた時間の中で
後悔しない答え(決断)を出せるのか・・・
だからこそ
何度でも考え
納得いく答えを見つけておければいいと
思います
☆
とりのさんにお返事を書きながら
わかっていないことがいくつかあることに気付いたのですが
今日のテレビ番組でスッキリしました
その他にも印象に残ったことなど
かいつまんで紹介しますね
・臓器提供の意思を(あるにしてもないにしても)
保険証の裏や免許証の裏に記している人
12.6%(約8人に一人)
・脳死になった時に意思を記していないと
家族が本人の気持ちを知らないまま
決定しないといけないので
心理的負担が計り知れない
(「本人の意思を尊重しましょう」
という選択肢がないため)
・少しずつ死に向かっていた人
つまり病気などで
周りの人がお別れの覚悟ができる状態の時は
「脳死」になることはまずない
決断を迫られるのは
交通事故など心の準備がない時
そのような状態で
決断を迫られるのですね
・家族みんなが提供に承諾する必要がある
配偶者・子供が了解しても
親が了解しないこともある
(このケース意外と多いんじゃないかな)
・時間をおいて
2度目の回答を求められる
つまり
「やっぱりやめます」と言えるってこと
・コーディネーターがいて
丁寧に説明してくれる
・最高で11人に提供できる
年をとると提供できない臓器が増えそう
・提供後の手術痕は見えないそうですよ
別に切り刻まれるわけではないのね
・日本人は「縁起でもない」など
「死に関する話題」に直面しない傾向が強い
・海外では
「提供の意思はない」という意思表示をしなければ
提供の意思があるとみなされる
というお国もあるそうです
・「自分や家族が提供を待つ身なら
提供を強く望むけれど
自分や家族が提供するのは無理」
という人、意外と多いらしい
・「旦那ならいいけどこどもはイヤ」
と言う人も・・・
これって明らかに女性ですね
あなたなら??(笑)
ところで
「妻ならいいけど子どもはイヤ」
という男性と
それぞれどのくらいの割合なんだろう・・・
☆
デリケートなテーマではありますが
我が家の場合
息子と何度も「死に関すること」を話しており
話すことは「向き合うこと」なので
結局自分の生きざまを考えることに繋がっている
と思います
息子とは他にも
「もし母さんが認知症になったら」
「どちらかが重い病気になったら」
「明日、独りぼっちになったら(つまり相手が死んだら)」
などヘビーな話題も話し合っています
息子から
事故で命を落とした子どもの親が
裁判に訴えたニュースを見ながら
「もし僕がこんなふうに死んだら
お母さんなら 裁判する?」
と突然聞かれたことも
さすがわたしの子!似ております(笑)
真剣に考えました
そして
「あなたなら?」と聞き返すと
やはり
真剣に考え込んでおりました
大切な相手(私にとっては息子)の存在の大きさと
自分の存在意義と
それから
これからどう生きたいのか
そのために今何をすべきなのか
そんなことを感じ考えながら話します
息子も
自分の生き方を考える機会になっているようで
自分の気持ちを整理しながら
様々なものに向き合っているプロセスを
目を細めながら見ている母ちゃんです

☆
こんな話題ができるようになって
大人になってきた息子くん
明日は初めての投票です
たぶん最初で最後の
「一緒に行く投票」

投票先はそれぞれが自分で考えればいいので
まだ聞いていないのですが
明日投票から帰ってきたら
どんなことを考えてどう決めたのか
聞いてみようかな
期日前投票を
もう済ませたかたもいらっしゃるでしょう
明日は台風の影響で
雨風がひどくなるところが多そうですね
投票がこれからのかたは
お足もとに気をつけて
いらしてくださいね
わたしも気をつけます


未来を担う子どもたちの
笑顔の輪が広がりますように
