2013/10/01 22:16
《くまとやまねこ》

湯本香樹実:文

酒井駒子:絵







大切な友だちのことりを亡くしたくま。



悲しみのなかのくまには、誰の言葉も心に届きません。とうとう家に閉じこもってしまいます。



久しぶりに外に出たくまは、バイオリンを持ったやまねこに出会います。

やまねこは、くまとことりのためにバイオリンを演奏してくれました…







…*…*…*…*…*…*…*…

酒井駒子さんの描かれるモノクロの世界の中で、くまがことりを想う気持ちに、ただ涙がこぼれてしまう。



周りのみんなが、忘れるように言うのだけれど、忘れる…って言葉は、言われれば言われるほど、くまを孤独な世界に押しやってしまうものだったのかもしれないなぁ。





忘れるって、ことりが存在しなかったことと一緒になってしまいそうな気がする。



もちろん、みんなはくまを想ってかけてくれた言葉には違いないんだろうけど…



でも、くまは自分の力で立ち上がっていくの。

まず、窓を開けるのね。

風が、空が、草の匂いが…

くまが立ち上がるきっかけになるの。

やっぱり、窓を開けるって大切。それって、家だけじゃないよね、きっと。

心の窓も頑なに鍵をかけていることもあるもん。



そんなくまを見守るやまねこ。

やまねこの温かい音楽と言葉は、同じ想いを乗り越えたからこそ、くまには届いたのかもしれないなぁ



…*…*…*…*…*…*…*…





「ねえ、ことり。きょうも『きょうの朝』だね。……ぼくたち、いつも『きょうの朝』にいるんだ。ずっとずっと、いっしょにね」



「そうだよ、くま。ぼくはきのうの朝より、あしたの朝より、きょうの朝がいちばんすきさ」







きょうの朝がいちばんすき…



雨音の大切にしたい言葉です。

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