2011/05/02 07:21
地震後、黙りこむことの多かった父が、
本音をポツリポツリと漏らします。
「人と人との繋がりがなくなって
 しまったもんな〜」。
家や物よりも、人間関係が断たれることは
何よりも辛いことだと思います。
お金や努力ではどうにもならない物だから。
若い人のように、ネットやメールで
人間関係を復活させる年代でもないから。

「いつまで落ち込んでるんだ!」
「前に進まなきゃダメじゃないか」と
思う方もいるかもしれませんね。
でも、そんなに簡単なものでもなくて……。

両親を見ていると、小さな町に暮らす良さも、
大変さもあるような気がします。
小さな町は、噂も想像も広がりやすいから、
なるべく人に後ろ指をさされないように、
迷惑をかけないように頑張って来ました。
人との繋がりを大切に暮らしてきました。

今は大変な状況だから、自分の気持ちや
体を大事にしてもいいのに。今までの癖で、
何をするにも、まず人にどう思われるか、
相手にとってどうかを考えてしまう。

「あんなにうまく行っていたのに……」
そうだよね、これまで積み上げてきたもの、
大事にしてきたものは奪われてしまったし
自分ができることに、限界があることを
思い知らされることも増えたよね。

それでも生きている限り、私たちは
手と手を取り合って、生きていかなくちゃ。
以前のように、全てが元に戻ることは
ないにしても、家族の絆とか、思いやりとか、
まだまだ残っているものもたくさんあるから。

今はできなくても……、
無いものに目を向ける時期が過ぎたら、
今度は今あるものに目を向けて。
自分の命、歩ける、食べられる元気、
息子、娘の家、孫たちの笑顔、元気
あげたら、きりがないくらいあるから。
ゆっくりゆっくり見つけられたらいいなと思う。


4月の初旬、石巻の親戚の家に行った時、
とりあえず電気だけはついていたので、
ホットプレートが大活躍でした。

「毎日変わり映えしない食卓なんだけど」
と言っていたけど、自称 『闇鍋(やみなべ)』。
とにかくある野菜を薄味に煮込んで、
野菜をとるようにしていたそう。

叔母が、屋台のように(*^_^*)
皆に配ってくれて、おいしく頂きました。

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コメント(4)
こんにちは。同じ女川出身の31歳女性です。
私の両親もみほさんのご両親と同じように
家をなくしました。
そしてみほさんのお父さんとまったく同じことを
言っていたのでブログを見てコメントせずには
いられなくなりました。
私の両親もなんどかこんな風に言っていました。
”今まで何十年もかけて築きあげてきた
つながりがなくなってしまって寂しい…”と。

60を過ぎてやっとこれからご近所さんやボランティアや
趣味の仲間とのんびりと自分の生活を楽しんで
いこうと思っていた矢先のことで本当に残念がっています。

思い出の品を失くすのも寂しいことですが、
人とのつながりを失くすことはもっと悲しいこと
だなーと思いました。
by はおはお 2011/05/12
初めてコメントします。
震災が起きてからの美穂さんの気持ち、痛いほど伝わってきます。

どんな時も、その時に出来ることを一生懸命やるしかないと思います。一生懸命やっていれば、きっと道は開けていくのではないかと・・・。
たとえ少しずつでも、時には手を抜いても、迷ったとしても、できることをやってベストを尽くせばきっと答えは見つかるような気がします。

ご両親、今はゆっくり休んで気持ちを癒してくださいね。

by ふみ 2011/05/02
辛い思いをしている人と接する時、今日の美穂さんのブログと同じ気持ちを持って接しようと思いました。

例えば、「ひどく疲れてしまって眠くて眠くて仕方ない人」には「頑張ろうよ」って言葉より、枕と静かな時間を提供したいなと。

うーん、上手く例えられない(^^;
by ママ印 2011/05/02
若松さん、こんにちは。

お父様の言葉、とても心に響きました。
私達の親世代の方には、もう一度頑張ろうという気力を奮い立たせるのは大変だと思います。むしろ億劫になってもおかしくないです。

まだ、あの日から2カ月弱・・・。ゆっくりゆっくり元気を取り戻していただきたいです。
by 健康体 2011/05/02