12/29〜1/11の14日間の入院となりました。
一般的に胆石は手術して出してしまえばすぐ治るイメージでしたが
父の場合は高齢なのもあってか炎症の数値がなかなか下がらず
9日間は食事がとれず点滴ですごしていて
退院の目処もなかなか立たないような状態だったので
退院できることになり、本当に良かったです。
ただし、「良かった」ばかりではないのが現実です。
実際に父の入院にあたって直面したことを
こちらに書いていきたいと思います。
私のようなアラフィフ世代の方に
今後の参考になれば幸いです。
●お金の面
父は医療保険に入っているし
78歳で後期高齢者枠なので自己負担分も少ないです。
ですが、急な入院だったので個室しか空きがありませんでした。
差額ベッド代が8000円の部屋でした。
差額ベッド代は医療費の対象から外れるので
高額療養費の対象になりませんし
任意で入っている医療保険の対象にもなりません。
完全に実費です。
相部屋が空いたら移動させてもらうことにして
承諾書にサインをして入りましたが
退院まで部屋を移ることはありませんでした。
14日間の入院で11万2千円の負担です。
差額ベッド代のことを調べますと、
承諾しなければ差額がある部屋に入らないですむとか
書いてあるんですけど、
緊急で、今すぐ処置が必要な家族が目の前にいて
その部屋しか空いてなかったら
当然入りますよね!?
こればっかりは運というか、タイミングというか・・・
でも、保険に入っていてもカバーできない部分があるというのを
頭の片隅においておくのは大切ですよね。
もちろん、差額ベッド代までカバーする医療保険もあります。
家族が入っている保険の保障内容を見直しておくのも大切なことだなと思いました。
内視鏡手術と入院のもろもろの合計で
退院時のお会計は22万円でした。
(後期高齢者で一割負担です。)
最近の総合病院はクレジットカードが使えるところが増えて助かりますね。
それとは別に
入院中のパンツ以外の着替えや
イヤホン・洗面道具など生活に必要なものを有料で使えるサービスがあって利用しました。
570円/日 ぐらいの金額でした。
これはまた別途請求が届くそうで、支払いは後日です。
●介護のこと
父は78歳です。
バイクに乗っていましたが免許返納して我家で暮らすのは不便になり
徒歩やバスで便利に生活できる地域の高齢高齢者住宅に引っ越していました。
(支援や介護の必要がない人向け老人ホームです)
県内ですが、だいぶ離れた地域だったので、心配したのですが
本人がとても気に入って引越し、自由を満喫していたので良かったなと思っていました。
今回の入院中に驚いたのは、期間中の体力の衰えです。
最初は痛みのせいで動けないのだと思ってけど
痛みが取れてからも立ち上がることができなくなり
車椅子の移動も看護師さん二人がかり
また、話していることもちょっとおかしかったり
退院する日を決めたのに退院することを忘れちゃったり。
入院中メニューにリハビリが組み込まれていたので
退院にはなんとか
つかまり歩きできるようになっていましたが
病院に薦められて杖を購入するほどに。
また、お見舞いに来た
現在の施設の館長さんから
介護保険の申請をすることを勧められました。
急に困難になってきたので
ちょっとヘルパーさんとかお願いしようかな・・・
と思っても、
介護保険申請
↓
審査
↓
認定
↓
ケアマネージャー
という段階を踏まないと利用ができないということを
この段階で初めて知ったのです。
少なくとも認定まで1ヶ月以上かかるようです。
しかも、「介護保険」というのは
健康保険から独立しているようで
父の場合
健康保険料→引っ越した現在の居住地
介護保険料→引越し前の居住地(私の住所)
という状態になっており、
申請は保険料納めているところにするので
現在の市役所に申請を出そうとして
リスニングや書類作成も全部おわったところで
ダメであることが発覚し
急遽Uターンして地元の市役所で申請やり直し。
どたばたでしたがなんとか申請できてほーっ。
市役所関係って、平日しかできないから
認定されるまで、調査の立会いなどもあるし
まだまだ仕事を休まなくてはならないので
後日に伸ばすのは絶対に避けたかったのでね。
父もまだまだ元気だと思っていたのに
急激に状況が変わってしまって
驚いたのと同時に
こういうのが現実なんだなと思いました。
この先どういう展開になるかは
認定の結果によるので
あまり先々考えすぎずやっていこうと思います。
父の病院といったり来たりしている間
見舞いの後に食べた「白みそラーメン」が
すっごく美味しかったです!
こんなに白いスープのラーメン
珍しいでしょう?
あわただしく、不安もある日々の中で
とても癒された一杯でした。